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カテゴリー「ペルソナ」の記事一覧
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「PERSONA3 THE MOVIE #3 Falling Down」観てきました。
公開前までは散々怒ったり泣いたり忙しかったんですが最速公開に行かれた方の話で4部構成になったと聞いてから穏やかな気持ちになれたので、前回よりも落ち着いて観ることができました。良かった(ほんとにね……)。
以下ネタバレ感想ですので折り畳みます。


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今日描いた主人公

・「人間の信仰するところの神という存在は人類の創り出した概念であり、人類はそのイメージを普遍的無意識として共有している」というペルソナ3においてストーリー中の宗教・神話要素は意図的に排除されており、地球にある生命体はNYXによって与えられる強制的な死に自分たちの力でもって対抗しなければならない(神頼みというものが存在しない)。主人公というワイルドカードよりも強いもの(神)はペルソナ3では存在してはいけないというルールがあった?
・数人の絆の力で立ち向かったところで何も救えないというペルソナ2とは対照的な物語であったように思われる。
・メインテーマの横で静かに進行してく「生命体から直接的方法を採らず、人工的に造られたロボットが、死を恐れるという感情を獲得し、『命の答え』を理解するにまで至る」というアイギスの成長(進化と呼ぶべきか?)を本筋にそれほど関わらせなかったのは、メインテーマである「死」とは相反する内容である上にストーリーが煩雑になりずぎるからだろう。FESはそれでややこしくなっているのではないか。
・ペルソナ3はオカルティックな要素をあらゆる箇所にちりばめておりアトラス謹製という風ではあるものの、プレイヤーに考えさせようとばら撒いているだけの要素もある。そして予め理屈や法則が設定されているものというのが少ない(緻密な設定が必要な作品内容というわけでもないのだから問題はないが。)

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気が付いたらもうすぐP3M3公開じゃないですかやだーーーー!
劇場版が受け入れられなくて一周回ってQを受け入れられる心境になって参りました。

今日描いてた絵をいくつか載せておきます。重そうなので畳みました。

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創世記のアベルとカインの話をP3のNYXと人類に置き換えてうんぬんと考えていた時期がありましたが先日トリニティソウルの設定読んでワロタ(近況報告)


ユングが唱えたポジティブな影のイメージ(影は死と同義であるとされるが、自我を発展させるために未熟な自己の死は乗り越えるべきであり、自らの影となる否定的要素を受け止め統合することにより人は個性化を果たす)を前提として、P3におけるNYXの存在が地母神の象徴であるかどうかを考えていました。
生命的原理を表す太母がNYXであるなら、そのNYXによって訪れる「死」に対抗するペルソナ能力者の導き手として、智慧の原理を表す老賢者の役割がイゴール(及びフィレモン)であると推測することが出来ます。

前述の通りカイン・アベル兄弟の話を組み立てていた時の副産物としてシナリオの流れを簡単にまとめたものを発掘したのでそのまま引用します。
古代、NYXは人間に死という生のためのバネを与えた→現代、死を望む者が世界的に増える・人間同士の殺戮→桐条先代のアノミー的希死念慮によるシャドウ実験が決定打となる→NYX、人間への愛情としての全人類殺害を提示→シャドウ討伐(兄弟殺し)→宣告者 -2014年9月6日
全人類からシャドウを抜き去ること=人間に愛情を向けていたが失望・幻滅した -9月6日
そもそもNYXに意志は無いかもしれないというのはこの後に気付いたことですが、確かに思考をしない宇宙からの圧倒的絶望とした方がSF的には個人的に怖ろしいなあという感じです。
タカヤさんに言わせれば「物質世界に生を与えた存在、この世界で広く信仰されているものの一切を善ではないとするとNYXこそが人類に滅び(苦難の終わり/ゴール地点)をもたらす善幸の神である」で、地母神というより唯一神のように扱われている。もちろんそれはタカヤさんがNYX教という終末信者ねらい撃ちの団体を立ち上げる際にNYXを神の座に据えたからですけれど。(この辺りはグノーシス主義の反宇宙的二元論を調べてもらえればわかりやすいものが見つかると思います。)人工ペルソナ使いの実験の被験者であったことから恐らく実母を亡くしたかどうかしたのであろうタカヤさんがNYX(母親)を信じて求めたという風に考えるといろいろつらいものがあります。
上記の引用ツイートと同時期に別所にてP3は「神を定めぬまま救いの形が決定されていく世界」と呼びました。作中には他宗教・神話の話が殆ど出てきません。普遍的無意識から引き出されるものがギリシャ・エジプト神話の神々であることからP3世界の宗教体系は実世界とほぼ同一かなとは思いますが、終盤から突然SF要素が入ってきて一気に現実味があるんだかないんだか分からない世界観になるのは冷静に考えるとちょっとおもしろいですね。

このエントリで荒垣真次郎に関わる救済の話を書きましたが、主人公についてはあまりにも特殊であるから単に報われた・報われなかったの答えを出せずに悩んでいるし色んな宗教・神話・思想を漁っては主人公に繋げてうんうん唸っています。ある程度の範囲は指定されているけれどゲームをプレイした人によって主人公の姿は変わってくるので、これという決定的な説明ができないことがもどかしいです。あまり悲惨な方向には考えたくないんですけれど……。

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今日描いたP3女主人公


あまり難しく考えすぎない方が良いんだろうなあとは思いつつも主人公と女主人公の問題には頭を抱えているし触れてはならない話題かなと思いました(作文)

諸事思わしくない状態であったり好ましいとは言えない方向へ進んでいたりと八方塞がりで時間の経過を待とうと決めてから半年ほど経ちました。やけに肌寒いと思ったら9月終わりかけててワロタ
色々あり拗ねていたのでブログを寝かせていましたが頭の運動にならないのでぼちぼち何か書きます。

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