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疑似師弟のような
ペルソナ3がユング心理学の要素を引用した物語である限りは、その範疇から大きく飛躍した考えは原作沿いの考えと明確に区別しておかないと、自分以外には誤解される可能性がそこそこあるのかなあと改めて思いました。錬金術はユングと深い関わりがあるけれど、原作で示唆されていない神秘的要素を引っ張ってくるのはポジティヴな思考の飛躍である、とかなんとか。


前回の記事で順平のヘルメス・トリスメギストスのデザインについて書きましたが、錬金術の図版集のようなものを読んでいたら面白いものを見付けたので、ここで追記しておきます。
「フラスコの中に浮かんだ環(四大/水・気・火・地)の下で自分の身体を傷付けるペリカン(第五の存在、赤化に先行するエーテルの最終的完成)」の図で、これを伊織順平に投影するとペリカンは吉野チドリに当てはまるな~と思いました。
P3ではチドリ(メーディア)は刑死者のアルカナに属します。タロット的解釈では苦難の甘受や通過儀礼の儀式を表しているそうですが、高みに登ろうとしているというのは、死を理解しつつあるチドリの姿を思い出します。理解度がすすんでいた魔術師というか。チドリと順平は作中で江戸川先生が教えていた魔術師の師弟関係にあたるのかな、と思いましたがこれは多分違う気が……笑
脱線しましたがつまりトリスメギストスの赤色は師たるチドリのエーテルの継承でもあるかなということです。


書こうとしていたけど機会を逃しすぎて話すタイミングを見失ってしまったことを言いますが、P3Mには原作に存在していた「タナトス(デス)が大型シャドウ(魔術師)を斃し、捕食する」という重要なシーンがカットされていますね。あれは以降の展開への伏線の筈なんですけど劇場版では原作とは異なる展開(設定)に収束するのかどうなのか。どうなんだ結城理。

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